2007年9月18日火曜日

ラストエンペラー (なぜか松本で)

松本市立博物館で、宣統帝溥儀の遺品などを並べた「北京故宮博物院展」を見学した。
横浜や青森など全国6都市を回る巡回展。なぜ松本なんぞに来るかというと、今年が市制施行100周年だから。市立博物館は松本城の敷地内にあります。

一枚目の写真は、展示の目玉である「垂簾聴政の間」の復元。手前にあるのが幼皇帝の玉座で、御簾の背後に西太后の座るイスがある。彼女が摂政政治を行っていたことを象徴する構造だ。


溥儀の眼鏡。フランス製で、フレームは14金だ。

確かに溥儀というと丸縁眼鏡のイメージだ。
以前、NHKの「映像の世紀」というシリーズドキュメンタリーで溥儀が満州国建国を宣言する映像を見たが、その時もこの眼鏡姿だった気がする。
関係ない話だが、隣の日本人外交官が宣言を下手な英語に通訳して読み上げていたのが妙に印象に残っている。


溥儀が皇帝時代に着用した礼服。比較対象物が写っていないので分かりにくくて申し訳ないが、着丈は80cm程度と非常に小さい。子ども用の服だ。

溥儀の関連品を中心に、石の印判や女官の髪飾りなどを見学。分量がすべてではないが、少々あっさりした内容だったかな。
普段パンフレットなどを買うことはないが、ふと気まぐれに3000円のガイドブックを入手した。


見学を終え、松本城の北の方にある市立図書館前に車を駐めて旧開智学校校舎付近を散策。
明治期に立てられた古い小学校校舎で国の重要文化財になっている。
写真は校舎左側面。

青いアサガオ(かな)がきれいだった。

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