2008年12月3日水曜日

スペイン旅行・1日目 日本からマドリッド

季節が確実に冬に向かいつつある信州の11月。たぶん二度とないであろう9日間の特別休暇をいただき、相方とスペインへ旅に出た。
航空券とホテルだけ手配してもらい、後は基本的にフリー。何せマドリッドとバルセロナを若干かじりつつ、メインはグラナダという偏った旅だからだ。

朝5時、中央タクシー乗り合い便が自宅に。成田へ直行だ。荷物も運ばなくていいし、感動的な便利さだなあ。
飛行機は11時半のブリティッシュエアウェイズ。もちろんエコノミークラス(いばるところではないな)。スペインは直行便がないのでヒースロー経由だ。
3時間後、早くも機内食登場。イギリス的食事には期待しないのが正解だろう。エールフランスやアリタリアなら状況がだいぶ違うだろうけれど。

なぜか五目やきそばです。相方はハッシュドビーフだったな。彼女は英国留学経験があるせいか黙々と食事を進めている。
真ん中やや前方の席だったが、エコノミークラス症候群を防ごうと最後尾のトイレまで歩く。いや、単に暇だったのと、それと…。

実は、まさに出発前夜から奥歯が痛み出していた。タクシーの中でも痛みが続き、成田空港の薬局でバファリンとサリドンという痛み止め2種類を購入。機内でも何錠か飲んだ。

トイレの鏡で、しかめっ面の自分の顔を観察。席に戻り、薬の効果に期待して毛布をかぶる。

やきそばから4時間後。サンドイッチ登場。厚切りのトマトとチーズをしっとりした白パンで挟んで食べる。

なぜかカレー味のベビースターみたいなものが付いていた。チョコショートブレッドはなじみ深くて安心できる甘さ。
安い食事ではあるが、基本的にジャンクフード好きなので楽しい。
さらに4時間後。パスタ登場。

バファリンのオーバードーズで胃がむかむかしていて食事どころではない。…と思ったがせっかくなので食べてしまった。相方の食べている米が非常にうらやましい。

目の前のディスプレイでは映画「ハンコック」などが流れていたが、英語を聞き取ろうとする気力は出なかった。
13時間半くらいかな。ヒースロー着。うれしい。そしてしんどい。窓の外に、BAの同じく747型機が見えた。

ヒースローでは、薬も効かなくなり、ひたすらうめきつつ我慢。だれか助けてくれ。

しかしここであわや大トラブル。
トランジットが4時間くらいあったので、時間的には余裕でいたら乗り換え口を間違える。二人で猛ダッシュしてなんとかスペイン行きの BAに乗り込む。
脚はがくがく。歯が痛いのも忘れて2時間くらい眠る。途中全粒粉のサンドイッチが出たが、もう無理。

マドリッドのバラハス国際空港に深夜0時ごろ到着。近代的できれいなビルだった。ルノーのミニバンが迎えに来てくれて、ホテルへ。途中高速道路がすごく整っていて印象的だった。
ホテル「カールトン」。4つ星だが、やや古いというか、青い壁など何となくラテンな内装。ここは外国だ、と実感する。

翌日、現地で集合する半日観光ツアーを利用するつもりだったので、荷物を整理してすぐ寝た。…が、ものの1時間もすると痛みで目が覚める。明け方からは、ベッドの中で顎を押さえてのたうち回る。

幸か不幸か相方は眠りが深い。一人起き出し、窓の外を撮影して気を紛らわす。

写真右側が大通りで、目の前にあるのは路地だ。縦列駐車のテクニックにはこの先連日感心させられることになる。

何かの拍子にふっと良くならないかな、と絶望的な期待を抱きつつ、じっと我慢。

朝までが長かった。

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