航空券とホテルだけ手配してもらい、後は基本的にフリー。何せマドリッドとバルセロナを若干かじりつつ、メインはグラナダという偏った旅だからだ。
朝5時、中央タクシー乗り合い便が自宅に。成田へ直行だ。荷物も運ばなくていいし、感動的な便利さだなあ。
3時間後、早くも機内食登場。イギリス的食事には期待しないのが正解だろう。エールフランスやアリタリアなら状況がだいぶ違うだろうけれど。
なぜか五目やきそばです。相方はハッシュドビーフだったな。彼女は英国留学経験があるせいか黙々と食事を進めている。
実は、まさに出発前夜から奥歯が痛み出していた。タクシーの中でも痛みが続き、成田空港の薬局でバファリンとサリドンという痛み止め2種類を購入。機内でも何錠か飲んだ。
トイレの鏡で、しかめっ面の自分の顔を観察。席に戻り、薬の効果に期待して毛布をかぶる。
やきそばから4時間後。サンドイッチ登場。厚切りのトマトとチーズをしっとりした白パンで挟んで食べる。
なぜかカレー味のベビースターみたいなものが付いていた。チョコショートブレッドはなじみ深くて安心できる甘さ。
安い食事ではあるが、基本的にジャンクフード好きなので楽しい。
バファリンのオーバードーズで胃がむかむかしていて食事どころではない。…と思ったがせっかくなので食べてしまった。相方の食べている米が非常にうらやましい。
目の前のディスプレイでは映画「ハンコック」などが流れていたが、英語を聞き取ろうとする気力は出なかった。
ヒースローでは、薬も効かなくなり、ひたすらうめきつつ我慢。だれか助けてくれ。
しかしここであわや大トラブル。
トランジットが4時間くらいあったので、時間的には余裕でいたら乗り換え口を間違える。二人で猛ダッシュしてなんとかスペイン行きの BAに乗り込む。
マドリッドのバラハス国際空港に深夜0時ごろ到着。近代的できれいなビルだった。ルノーのミニバンが迎えに来てくれて、ホテルへ。途中高速道路がすごく整っていて印象的だった。
翌日、現地で集合する半日観光ツアーを利用するつもりだったので、荷物を整理してすぐ寝た。…が、ものの1時間もすると痛みで目が覚める。明け方からは、ベッドの中で顎を押さえてのたうち回る。
写真右側が大通りで、目の前にあるのは路地だ。縦列駐車のテクニックにはこの先連日感心させられることになる。
何かの拍子にふっと良くならないかな、と絶望的な期待を抱きつつ、じっと我慢。
朝までが長かった。
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