2008年11月27日木曜日

スペイン旅行6日目・サグラダファミリア

バルセロナ2日目は半日観光ツアー。マドリッドで歯痛のため流れたアレだ。日本人が現地集合して、バスで観光名所を回る催しである。
朝8時すぎ、通勤客に交じり地下鉄で集合場所へ。一目でお仲間だと分かるカップルが既に数組いる。声をかけようか迷いつつ、お互いに様子をうかがう(笑)。
大体は新婚旅行か。みな小ぎれいでお金がありそう。確かに日本人はスリに遭いやすいかもしれない。


40人くらい乗れそうなバスに10人余が陣取り出発。今日は6日目にして初の曇天。まあ、ここまでが良すぎたというものだろう。フランスなど大陸北部では嵐が到来しているとも聞くし。
まずはバルセロナ五輪主会場だったモンジュイックの丘。「10分間お写真タイムを取ります」とガイドさんに言われ、これぞ団体旅行だ!と感動すら覚えた。僕らは、平気で1時間以上ベンチに座っているような旅行スタイルだから。


丘の上にはオリンピックのメインスタジアムがある。現在はサッカーのエルパニョールの本拠地だそうだが、あいにく五輪にもサッカーにもあまり興味がない。
バスで丘を下る途中、磯崎新が設計した屋内競技施設パラウ・サン・ジョルディが車窓越しに見えた。むしろこちらを見学したかったな。

続いてグエル公園へ。ガウディがパトロンだった地元資産家の依頼を受けて設計した都市公園だ。市街地から離れており、山の上すぎて開発は頓挫したというが、共用部分である公園と管理棟だけが残っている。

有機的で爬虫類のモチーフが多い、という表面的な特徴が強すぎてややとっつきにくい。相方は公園内でフラメンコギターを弾いていたお兄さんが気に入り、10ユーロでCDを1枚買っていた。


半日ツアーの最後はサグラダ・ファミリア教会。
あらためて見上げると大きい。僕は安藤忠雄みたいなざっくりした建築が好きなので、ガウディというと正直何か気持ち悪い建物だ、というくらいに思っていた。
しかし実際見てみると、その美しさに感嘆したというわけではないが、キリスト教の物語世界を可視化しようとした執念みたいなものは実感した。
ガウディの生前に完成した4本の塔が有名だが、これはまだ前衛に過ぎず、背後に建設中の主塔はずっと高いというのを知って愕然とする。


可視化の一例。ガウディの死後に出来た反対側の塔下部なので様式は異なるが、ユダがキリストに裏切りのキスをしている場面だ。ユダの背後には背徳者の象徴であるヘビが彫られている。


エレベーター(裏にある上りオンリーのやつを選ぶと早く乗れる)を使い、尖塔の中程まで上る。
地上を見下ろすと結構な高さだ。曇天が残念。それにしても、この教会に限らず、古い塔は構造計算なんかしていないはず。耐震性能はどうなのだろう、と日本人としてはぼんやりと考える。
エレベータも有料だ。上りだけなら2ユーロ50だったかな。一度に6人しか乗れないのである程度の行列はできる。

教会正面の地上。白い空き地部分は確か池だったはずなんだが…。
帰りはひたすら螺旋階段を下る。エレベータで降りるよりはるかに楽しい。
地上に戻り、コカコーラを買って痛み止めのイブプロフェンを飲んだ。抜歯個所ももうあまり痛くないが、念のため。プラド美術館でも飲んだことだし、サグラダ・ファミリアでも飲んでみたかった、というのもある。

見学を終え、サラダバーへ入った。約8ユーロを払ってバイキング方式で食べる。野菜がたくさんあって、しつこい料理が続いた胃に優しそう。ただ、一直線に長く続くカウンターで順番に野菜類を盛り付けていくと、最後の方でチキンが登場する。時既に遅く、野菜メインのプレートが完成している、という寸法だ。百人くらい入れそうな広い店内だったが、8割方埋まっている。サグラダ・ファミリアのすぐ脇という立地は強い。日本人の利用も多いようだ。

ところで、食べている最中に相方のようすがおかしいことに気付いた。何となくぼんやりしていて、皿に盛り付けている量も異様に多い。案の定ピザトーストを残していた。まだ3時すぎだったが、「今日はもう帰ろう」と声を掛けると素直に頷いた。タクシーを拾って戻り、まだ明るいバルセロナの空を眺めながら2、3時間仮眠した。

目覚めると既に暗くなっている。ホテルの廊下からライトアップされたサグラダ・ファミリアが見えた。18-70のレンズしか持っていないので遠い。しかもVRなしなので、窓枠にカメラを押しつけて慎重にシャッターを切った。

夜9時くらいになってから、例のカルフールの辺りをうろついて夕食場所を探す。ショッピングプラザのテナントにサンドイッチ系の店がいくつかあるが、どれも決めかねる。結局タパス料理の店に入り、ジャガイモの炒めものやステーキ(堅かった)などを食べる。

目の前にある水道局を眺めてくつろぐ。やや近すぎるけれど、本当にきれいだ。

そういえば昼間、日本人らしき学生の集団が建物の前にたむろしていた。建築巡礼の学生だろう。建築系の学科にはだいたいそういうツアーがあるから。


夕食の帰りにスターバックスでトールサイズのコーヒーと紅茶を買ったので、外を眺めながら飲む。温かくてしみじみとうまい。

2008年11月26日水曜日

スペイン旅行7日目・引き続きガウディ

今日は晴天だ。朝9時ごろ順調に動きだす。朝食は、このホテルも卵とハムが充実していておいしい。連日食べ過ぎで、それほど量は食べられないが。

地下鉄に乗り、朝一番でサグラダ・ファミリアへ。昨日は曇っていたので再度撮影する。地下鉄出口から出てすぐ目の前に教会が見える。朝日がまぶしい。

今日は急遽ガウディ建築巡りに決めた。僕も相方も、元来はあまり興味がなかったが、昨日グエル公園とサグラダ・ファミリアが予想外に良かったので。


グラシア通りをてくてくと歩き、カサ・パトリョなど二、三の建物を外から眺めつつ カサ・ミラに到達する。
1905年ごろに建てられた集合住宅で、うねうねとした外部構造が特徴。直線部が全くないのだという。16.5ユーロを払い(結構高いな)、手荷物検査を受けて入場した。今も一部は普通に住居として使われていて、当然そちらは見学不可だ。6階+屋根裏。


内部は、住居が再現されている。シャンデリアやテーブルなどの調度類が豪華。ブルジョワ階級の住居だったのかもしれない。20世紀初頭を感じさせるクラシックなオーブンなどが並ぶ調理場や、メイドさんの部屋を見ることができる。
中庭に面した内側ももちろん曲線構造だ。
庭越しに非公開部分(つまり今も使っている部分)の部屋を覗くと、確かにネクタイ姿の人々が普通に会議をしていた。何とも言えずすごいな。



屋根裏は、ガウディ建築の博物館になっている。アーチ構造がきれい。
ガウディの設計した建築物の石こう模型などが展示されている。

疲れていたのか、ベンチに腰掛けていて一眼レフを床に落とした。大事はなかったが少し焦る。




屋上に上がると、人の顔を模したようなオブジェがぼこぼこと立ち並んでいる。…と思いきや煙突らしい。
煙突くらい普通に作れないのか?と言いたくなるような異世界が現出している。

カサ・ミラを出て、カタルーニャ音楽堂へ移動した。
音楽堂のカフェでスモークサーモンなどのサンドイッチを食べる。何げなく食べたが、バゲットで意外なほどおいしい。



カタルーニャ音楽堂は 世界遺産だ。内部の大ホールは過剰なほどの彫刻やタイル装飾が施され、巨大ステンドグラスの入った天窓から採光している。

すごく素敵な空間で、ウィーン楽友協会ホール(ニューイヤーコンサートの会場)以上に素敵だと思うのだが、惜しむらくは内部の撮影が一切禁止ということ。しかも見学方法は、専属ガイドによる英語ツアーに参加するしかない。
若干消化不良気味。いつかここでコンサートを聴いてみたいものだ。


夕方からは、巨大デパート「コルテ・イングレス」でお土産探し。途中疲れて最上階の食堂でお茶を飲む。まさにデパートの食堂、という雰囲気だ。お土産は、スペインと言えば革製品だろう、と何点か買い込む。定番のクッキー類も買ったし、相方は生ハムの真空パックをチョイスしていた。両手に結構な買い物量となり、タクシーのトランクに詰め込んでホテルへ帰る。くたくた。

2008年11月25日火曜日

スペイン旅行8・9日目 帰国

昨晩はスペイン最後の夜。豪遊しても良かったんだけど(笑)、疲れたのでカルフールでパンとか焼き野菜とかを買ってきて、黒ビールとともにホテルで食べた。
ただ、少し飲み足りないなあと思って、オレンジジュースとウオッカを混ぜて飲んだつもり だったのに、野菜と果物の混合ジュースだった。ミニッツメイドにこんなのあったっけ?

日本にいると結構夜更かしするんだけど、名残りを惜しむこともなくさっさと寝てしまった。毎日活動的に動いているせいか、スペインでは(歯が痛かった初日を除けば)やたらと良く眠れた。

帰りもブリティッシュエアウェイズでロンドン経由。
シエラレオネ山脈かな、冠雪した山々がきれいだ。


ヒースローを出る時、ボーイング747の扉が故障して修理に2時間くらいかかった。成田から再びタクシーに乗り、長野に帰ったのは夜8時くらい。相方の実家から夕御飯食べていけば、と誘われたが翌朝から仕事なので遠慮して部屋に帰った。

出発直前まで仕事が結構忙しくて、旅行の手配など相方に任せっきりだった。初めてのスペインだったのに、ガイドブックにぱらぱらと目を通したのは前の晩になってから。そういう意味では予備知識のなさ故に少しもったいない旅行の仕方だったかもしれないが、スペインは思いのほか楽しめた。
まあ、歯痛とコートを忘れたくらいで、特に何もなかったのは良かったな。割と幸せだ。

2008年11月15日土曜日

D300を購入する

今日は少しカメラについて。

ネット通販でD300(本体だけ)を購入した。
DXフォーマットのフラグシップと銘打たれたD300だが、発売から約1年たった今は3、4割値下がりしている。
もちろん、多くのハイアマと呼ばれる人たちがFX移行を見据えているからこその値動きで、その意味では進化のカルデサックにある商品かもしれない。
でも構わない、というか新型機入手が素直にうれしい。

2005年の1月から丸4年近くD70を使ってきた。 D70が自分にとって初デジタル、初一眼、というか、それまでフィルムコンパクトすら買ったことがなかった。
「写真撮る必要があれば『写ルンです』で十分だし…」と思っていたから。
D70購入後もほとんど露出はPモードで撮っていた。
それと、もちろんAF頼み。

D70は快調に動作しているし、画質にも不満はなかった。
ただ、いかんせん1.8型の背面液晶は小さすぎ、またカチャッという感じのシャッター音は高級感に欠けた。

D300はその点満足できる。
3型液晶だし、ミラー音は気持ちいい。
毎秒6枚の高速連写性能はおまけみたいなもの。
デジタル製品は陳腐化が速いというが、個人的には、デジタル一眼の進歩は踊り場に達した、と判断する。あるいは、要するに自分のレベルでは機能が飽和したということだ。

同時にSB800(外付けのストロボ)も購入した。
こちらはカメラのキタムラの店頭で。
今までSB600という一つ下のグレードの物を使っていたが、チャージ速度が格段に上がった。フル発光しなければ割と連写できるのがうれしい。

ちなみにレンズは、見ての通りD70キットの18-70のまま。
小型軽量すぎてボディとのバランスがやや悪いので、16-85か18-200を買おうかとも思ったけれど、結局踏ん切りつかず様子見中。

2008年11月5日水曜日

シグマ30mmF1.4を購入


最近単焦点レンズがほしいという欲求に取りつかれ、衝動的に初めての一本を買った。シグマの30mmF1.4だ。
このレンズにこだわりがあったというよりは、APS-C使用者なので標準画角付近で探すと選択肢はほかにあまりない。もちろんニコン35mmF2も検討したが、超音波は外せないという結論に達した。


到着したシグマ30mmはベロアのような手触り良い鏡筒仕上げ。金色の筋が入っていて、いたずらにぴかぴか光るのがやや難点か。大きさの割に重い。我慢できないほどではないが、「単玉」という表現から想起されうべき軽快感はない。開放での明るさは当たり前のことながら感動もの。ただ、ネット上で指摘が散見されるが、いわゆる前ピンの個体が当たってしまったようだ。


ところで、単焦点を買ったのは、価格comでカメラ関係の口コミ情報を眺めていてたどりついたダカフェ日記というサイトの影響だ。知っている人は、なーんだ、こいつもダカフェかぶれか、と思うかもしれない。このサイトは写真系ブログ愛好者の間では割と有名な存在なのだそうだが、子どもを中心とする家族の日常を淡々と綴っている。写真一枚一枚に付けられた朴訥なモノローグも好感が持てるが、何と言っても単焦点のふわりとした空気で一貫させているのが特徴だ。シグマ50mmF1.4とフルサイズのEOS5Dを使用することでボケ量は相当に多い。
ちなみに、自分は既婚者だが子どもはいないせいか、今のところアマチュアカメラマンが家族を撮りまくる心境はどうも分からない。当分は単焦点を買ったということに満足するだけかもしれない。

2008年10月25日土曜日

HALLOWEEN in SHIOJIRI


塩尻市にハロウィーンのイベントを見に行きました。

イトーヨーカドー塩尻店の前辺りを中心に、商店街で仮装パレードや各種イベントが開かれました。今年で12回目。商店街主体で開くハロウィーンイベントとしては全国有数の規模だとか。確かに、塩尻のまちなかというのは閑散とした印象がありましたが、ぞろぞろと家族連れで賑わっていました。


そんな中、お化けの仮装に真剣にびびる子ども。夢に出ないといいけどね。

現在、ヨーカドーの前は「市民交流センター」という公共施設を建てるために更地になっている。
そこにトレーラーステージを設置して、地元のダンススクールの女の子たち(多分)が舞台を披露した。彼女たちもしっかり仮装している。