2009年2月28日土曜日

馬肉を食する その2

今日も馬肉の話です。嫌いな人はすみません。

高速道路に乗って、山梨県の小淵沢に行きました。自治体でいうと合併で北杜市になったんだっけ。

柳生博の開いた八ケ岳倶楽部で昼食。林の中に、レストランやショップなどがいくつか建てられた大人の隠れ家的施設です。 まあ、都会人向けにセットされた感じは否めないけれど、感じのよい空間ではあります。

道の駅に寄って、野菜とか味噌とかを(相方が)購入。僕も何かほしかったので、馬肉カレーを買いました。


帰ってから早速温めて食べてみました。カレーとしては結構おいしい。肝心の肉ですが、何かえらい細かく刻んであって、何肉かよく分からない感じ。

ちょっと高級系のレトルトカレーとあまり変わらないかな。値段も¥600くらいするので、まあ興味のあるかたはどうぞ、という程度です。



小淵沢は、JR小海線で行っても楽しいです。高速上からは富士山がきれい。

リゾナーレ小淵沢にも行きました。しばらく前に、重婚を隠そうとして新郎が放火した結婚式場です。
コンクリートを基調にして、イタリア的デザインというコンセプトは分かるけれど、ちょっとスケール感のない設計なのが残念。中に本屋さん+カフェという建物があるのでお茶を飲みました。

帰りはもう暗くなりかけ。八ケ岳小淵沢リゾートアウトレットはスルー。寒いし。長野に戻って原村というところで「もみの湯」というやたら茶色い温泉に入って帰りました。

2009年2月26日木曜日

馬肉を食する


桜肉、つまり馬肉は信州の味覚の一つである。当地の味というと鯉、ハチの子、ザザ虫…と、いわゆる珍味が並んでしまう中で、馬は比較的当たり障りのない部類に入るだろう。
東筑摩郡山形村にあるJA松本ハイランド山形支所の直売所「ファーマーズガーデン」で購入した馬肉の薫製だ。
ここは土の付いた野菜などがごろごろと箱入りで並ぶ素朴な売り場だが、年商5億円を超えるという優良直売所である。ただ、この馬肉は山形村とは特段関係がない。
薫製はしっとりと柔らかく臭みもない。水分の多いビーフジャーキーといったところ。言われなければ馬肉と分からない人も多かろうと思う。
私は馬と言えばほとんど馬刺しで、たまに松本市の三河屋ですき焼き(絶品だ)を食べるくらいだったが、一つ楽しい選択肢が増えた。

2009年2月25日水曜日

コロンブスの卵

世にコロンブスの卵という。先達の偉大さをたたえる諺だ。ただ、その教えとは関係なく、卵は集中さえすればお尻を潰さずとも立てることができるという。

ぜひ実践しなくては。そんなわけで、冷蔵庫から生卵を取り出し、つるつるの電子レンジ上にて奮闘約1分30秒。無事直立した。

意外と簡単。一度お試しあれ。

後で気付いたが、ひょっとして生卵だと黄身が垂下して重心が下がるのだろうか?今度ゆで卵でやってみないとな。

ちなみに、英語で Columbus's Egg と言っても慣用表現として浸透しておらず殆ど通じないらしい。それも意外だ。

2009年2月22日日曜日

くずし割烹 「胡座」

夕方から松本市街地をぶらぶら。
自宅で使う大ぶりの器がほしかったので、まず松本城大手門前の「百趣」で和食器の深皿を2枚ほど見つくろう。
サラダなどを盛ってもいいし、和風パスタなら銘々皿にも使えそうだ。
知新堂や山崎屋でも二、三買い物をして、おなかが空いたので早めの夕食。
くずし割烹『胡座』(あぐら)に入る。割と新しい店で、場所はパルコ西側の路地沿い。天ぷら「蔵」とはパルコを挟んで反対側だ。

以前来た時に大体どれもおいしかったので、コースを注文。相方は温かい烏龍茶を飲んでいたが、僕は失礼してエビスの緑(ザ・ホップ)を中瓶で頼む。
料理は温泉卵を割ったドレッシングで食べる野菜サラダから。鮭の南蛮焼きは皮だけ直火で焼き付け、中はレア。上の写真は、空豆型のふた付き器で出てきた豚の角煮。薄味の出汁で炊いてあり、意表をつくあっさり加減だ。



もう春なのか、ふきのとうや山ウドなど山菜の天ぷら。抹茶塩でさくさくと食べた。ホタルイカの沖漬けも春ですなあ。
木の芽ソースをかけた地鶏とキノコ類のグリルも歯応えがよくなかなか。もうおなか一杯だったが、締めに出されたゆかり御飯の出汁茶漬けもおいしかった。
ところで、近くの席で40~50代くらいの男性と20歳そこそこの女性が食事をしていた。聞こえてくる会話の内容からすると、いわゆるキャバクラの同伴出勤のようだ。
その道に疎いワタクシはキャバクラ未体験。興味深く聞かせていただいた(すみません)。しかし、やや営業トークというか、あまり楽しそうな空気ではなかったな。二人とも、そんなことも知らないのか、と噴き出しそうになる会話内容だったし。
ついでに、その中年男性はテーブル上に堂々とEOS5D(キヤノンの一眼レフだ)を出し、料理や連れの女性をバシャバシャと撮影していた。私は店内では無音のコンデジを使い、近くに他のお客さんがいない時のみ撮影している。目くそ鼻くそを笑う、という下衆なレベルだけど、食事中に料理を撮影するのは本来マナーに反した行為だという自戒は忘れないようにしたい。申しわけないけど自己満足のためにやらせてもらってます、という一歩引いた姿勢をね。

Egyptian Bazaar

週末の昼ご飯は、家で割と適当に済ます。今日はホットケーキ(笑)。中学生の長期休みみたいだな。

ホットケーキを作るなんて久し振りだ。「ケーキのようにふんわりした生地のホットケーキ」という、間抜けな名前の商品(ブレンド粉)を相方が買ってきた。

卵と牛乳を入れて混ぜ、フライパンで焼いてみる。…いや、今時の粉はすごいね、本当にふかふかだ。恐れ入りました。 早速ホットケーキの作法通りに四角いバターを乗せ、ハチミツを付けて食べた。


ところで、このハチミツは文字通りハニカム構造を残したまま丸ごと採取された品。蜜蠟なのか白い所が若干もろもろした舌触りだが、大変風味豊かだ。
相方がトルコで食べて気に入り、その後も知人に頼んでイスタンブールのエジプシャンバザール(香辛料が有名な市場)から買ってきてもらっている。

そんなこんなで、意外にも(?)満足できる昼ご飯だった。

2009年2月19日木曜日

Goichi and Kido

氷搾と呼ばれるジュースのように甘いワイン「氷菓の雫」を飲んだ。いや、甘さはジュース以上か。ゲロルシュタイナーなどの炭酸水で割るとおいしい。何でも、ブドウを凍結させてから搾ると糖度がすごく上がるらしい。
ワイン好きには邪道だと思うけれど、ワインはあまり得意でない僕にしてみればなかなか。若干話はそれるが、ワインが好きな人って何かうんちくを語り出しそうだ…という偏見があるな。

国産ワインというと山梨のイメージが強いものの、長野にも塩尻を始めとして結構ワイナリーがある。この製品は五一わいん。塩尻市の林農園のブランドだ。そこから独立した城戸亜紀人さんというオーナーのKidoワイナリーも評判が高い。先日、お店できりっと冷えたKidoのセイベルを飲み、正直初めてワインをおいしいと思った。

ああ、ワインといえば時事的には中川昭一前財務相。
報道から憶測すると、酒好きというよりはアル中なのではないかとも思った。ところで、批判の口火を切ったのは海外メディア。日本人記者は、日常的に酔態を見ていたゆえに反応が遅れたということだろう。中川氏自身も「いつものこと」という感覚で、辞任原因になるほどのことだとは思っていなかったのではないか。
勝手なことを言わせてもらえば、麻生太郎氏が首相で中川氏が財務大臣(同時に金融も持っていた)というのを見ると、自民党は衆議院だけで300人もいるのにつくづく人材不足だな、という気がする。

2009年2月14日土曜日

乗鞍高原でそばを食べる

今週末は休み。午前中は頑張って部屋を掃除し、昼すぎから1人で乗鞍高原へドライブした。
今日は全国的に記録的な暖かさ。国道158号線も日だまりの中だ。乗鞍・上高地方面も10℃以上あって季節感が狂う。

途中、奈川渡ダムのところでトンネルの工事をしていた。恐らく、中部縦貫自動車道整備の一環だろう。この縦貫道は国道158号線と平行して松本市から福井県まで抜けるという雄大な計画だが、この辺りはすごい山の中なので既存の国道を改良して使うことになっている。実際、こんな所にもう一本道路を通すなんて無理だと思うな。

このダムでは、堰堤の上を国道が走るという珍しい光景が見られる。脇に東京電力のテプコ館があるので、展望室に上ると眺めがいい。売店で「でんこ」のマグカップも買った。僕はでんこが大好きなのだが、県内にUターンしてみると意外に知名度が低い。そういえば長野は中部電力エリアだった…


途中で左にそれて乗鞍高原へ。適当に目についた「中之屋」というそば屋に入り、もりそばと岩魚の笹焼きを注文。
そばは皿に盛られて出てきた。岩魚は甘めの味噌を付けて蒸し焼きにしてあり、しっとりとして旨い。頭以外は骨ごとむしゃむしゃと食べた。

店には八王子ナンバーの会社員らしい夫婦連れもいて、彼らもカメラを持っていた。料理を撮影していたのかしらん。
観光のハイシーズンではないが、県外ナンバーが多い。このエリアはSUVの比率が高いかな。ランクル、パジェロ、Xトレイル、フォレスターなど一通りいて、カイエンも見た。なかなか格好いい。
ただ、一般に分相応な車の価格は年収の3分の1まで、ともいう。カイエンへの道は遠いな(笑)

2009年2月13日金曜日

Edelweiss Farm

北海道北広島市のエーデルワイスファームのソーセージをいただいた。以前、TV番組「どっちの料理ショー」で「特選素材」として登場したこともあるという。何か懐かしい響きだね。

早速、夕御飯に登場。
イタリアンソーセージ(右側の赤いやつ。フェンネルが入っている)とローテンヴルストをゆで、黒コショウを利かせた粉ふき芋を添える。やっぱりソーセージにはジャガイモだ。粒マスタードも欠かせない。ずっしりと重い感じの食感で、さっぱりしつつも風味豊か。

初めてチョイスしたCOEDO(コエドブルワリー)という川越市の地ビールも飲んだ。今日は伽羅という銘柄だったが、ほかにも何種類かあるらしい。
それにしても今日の夕食は、がんもどきの煮物やらキムチやらが並び、無国籍の様相を呈していたな。

2009年2月12日木曜日

Chocolate in St. Valentine's Day

今日は一足早く相方からバレンタインチョコをもらいました。というか、彼女が会社で配る義理チョコを一緒に買いに行き、ついでに僕の分も買ったので早速食べてみたというところです。
モロゾフのウイスキーボンボン。味は正直あまり好みではないが…。気を遣ってくれた相方に感謝です。

外国の人には何のことやら分からない習慣なんだろう。そういう意味では虚しい話題だが、まあこのブログ自体も誰かに読まれる機会がほとんどないから特に構わないのかもしれない。

2009年2月11日水曜日

Fried Noodle with Thick Sauce


今日は夕御飯にあんかけ焼きそばを食しました。
豚肉と小松菜、エリンギのシンプルな構成。あんも鶏だしと塩、こしょうだけ。
何げにおいしかった。
ただ、僕は夕御飯の主食が麺類、というのに若干の抵抗があるんですよね。もちろん煮物とかおひたしが付いてバランスは取れているんですけど、やっぱり米がほしいなあ、と思ってみたりして。
その辺は相方との生活習慣の違いです。

2009年2月10日火曜日

A+! (Aplus)

波田町にあるA+!(アプリュス)という紅茶専門店に行きました。
波田と言っても大抵の人は知らないだろうけれど(町民の皆様すみません)、松本市の隣りにあり、来年度には松本と合併するかもしれない微妙なポジション。
西側にある安曇村が一足先に松本と合併した結果、国道158号線で上高地や乗鞍高原に行く時は、松本からいったん波田町に入り、ふたたび松本(安曇)へ、という経路をたどります。
それはともかく、いろいろな種類の紅茶があって楽しめます。例えば同じダージリンでも何番摘みか選べるし、2007年産と08年産があって性格の違いが味わえる…、といった感じ。
僕はあっさりとニルギリをいただきました。ポットをキルトカバーで保温しつつ、3、4杯は飲めるかな。スコーンも小ぶりながらおいしいです。クロッテッドクリームとブルーベリージャムをたっぷり付けて食べました。

2009年2月9日月曜日

Highest airport in Japan

最近ポカポカ陽気です。長野県唯一の空港である信州まつもと空港の近くへ散策に出かけました。芝生の公園があるので、天気のいい日は家族連れが多いですな。サッカー場、陸上競技場、馬術場なんかもあって、スポーツ関係の人も多いです。


この空港は、標高657.5m にある日本一標高の高い空港。背景に北アルプスが見えてきれいです。ただ、ジェット化のために整備した2000m滑走路を持つものの、空気密度が低いので1800m分の浮力しか得られないんです。
ちなみに、写真はエプソンの社有機。空港近くに、インクジェットプリンター開発生産拠点の広丘事業所があるから。

で、空港に話を戻すと、ジェット機といっても中型のMD87くらいしか導入できず、それに加えて札幌、大阪、福岡の各便とも乗客数が伸び悩み気味に。そして、MDの老朽化に伴い2007年からボンバルディアDHC-8に切り替えられてしまいました。でも僕はプロペラ機に乗ったことがないので、ちょっと喜んだりもしました。

ついでに、空港を拠点にするヘリコプター紹介。
まず、長野県警の「やまびこ」。空からの追跡にも出動しますが、マンガ「岳」にも出てくる通り山岳遭難救助のイメージが強いですね。
シルエットで分かる人もいますかね。ユーロコプターのAS365です。851軸馬力×2なので民生機としてはなかなかのパワーです。遭難者の吊り上げに関しては、90mの高さから500ポンド(272キロ)を引き上げる能力があります。

やまびこの前任(というか今も使ってるけど)の県所有ヘリ「しんしゅう」。
ベル206です。竹とんぼのようなローターブレードがUH-1とかAH-1を思い起こさせる…、ってそんなにゴツくないですね。それはそうとこの時代のベル機はバランサーは付いてなかったんだっけ。650軸馬力の単発で、ちょっと山岳では非力かな。電動ウインチの性能も、30mの高さから登山者一人分といったところです。

おまけで、長野県消防防災航空隊のいわゆる防災ヘリ、「アルプス」も。
これもベルですが、だいぶ現代的です。

2009年2月6日金曜日

金田一少年の事件簿

最近、昔のマンガを読んでます。押し入れから引っ張り出して…ではなく、いい年して次々と購入している点が若干問題ですが。
「金田一少年の事件簿」は僕が高校生のころの連載。友人の単行本を借りて夜中に一気読みしたのを思い出しますね。
昨年辺り、いわゆるコンビニ本で毎月刊行されましたが、入手し損ねた分を文庫でフォロー中です。
マンガながら本格推理モノ、というのが新鮮で、結構夢中になったなあ。暗い過去の怨念が動機になっているのもお約束。この作品は、露天風呂のシーンで当時そこはかとなく興奮しました(笑)。今となれば何故こんなところで、という感じですけどね。