2009年1月19日月曜日

信州人に登山は必須か?

山岳マンガ「岳」の最新刊を購入した。書店員ら有志が選ぶ「マンガ大賞2008」を受賞するなど、結構評価が高い作品である。

北アルプスを舞台にした遭難救助ボランティアの話。「遭対協」(=山岳遭難防止対策協会)は、毎年長野県のニュースに何度も登場する実在組織だ。作品同様、県警とボランティアが協力しあって登山者の救助に当たる。

まあ、主人公三歩のように山中にテントを張って住みついている人(笑)は、寡聞にして知らないけれど。

このマンガは一話完結ということもあって、各話のストーリーは似たようなものになってしまうのだが、それを上回る魅力を持っている。既に巷間言われていることだが、死亡や重傷などを伴う悲惨な事故を描きつつ、同時に山っていいなという気持ちにさせるところだ。その辺は作者の力量だと思う。

ところで、長野県民は山にひとかたならぬ愛着を持っているのは確か。ただ、あまりに身近過ぎて、わざわざ登ろうという気はそれほど湧いてこない(私だけだろうか?)。


個人的に言えば、中学校の学校登山で八ケ岳に1回、そして20代で北アに1回登ったことがあるだけだ。もちろん両方夏山である。

北アの涸沢(からさわと読む)から撮った写真を載せておこう。標高2300m地点に立って穂高連峰を仰いだアングルだが、写っている峰の名前が急には出てこない。私のレベルはそんなものだ。

涸沢は山好きの人には説明不要の地。蛇足ながら一応申し述べると、3000m峰に囲まれたお椀の底みたいな地形。例えるなら、上高地を熊手の手元部分とし、先端を連峰の各山頂とすると涸沢が扇の付け根になる。余計に分かりづらいか。

ともあれ、今の私は山を眺めるだけで結構満足。信州で暮らしているとはいえ、北アに登ることは当面ないような気がする。
ちなみに、このブログのヘッダー背景にしている山の写真は、大町市の鷹狩山山頂から撮影したもの。実際目にすると、ちょっと唖然とするような眺望の良さだ。GWごろに行くと、峰の残雪と平地の緑のコントラストが抜群なのでお奨めです。

2009年1月18日日曜日

「木曽」漆器なれど塩尻市


長野県の南西部を縦断する木曽路。メイン道路は国道19号だ。途中、江戸期からの宿場町が保存されている奈良井宿に寄ってみた。

…って、日曜日なのにほとんど人がいない。冬場はシーズンではないんだなあ。

しかし、数百メートルにわたって、統一された街並みが続いている様子は一見の価値あり。保存するのみならず、普通に人々が暮らしているのが特徴だ。順番に見ていくと漆器店や旅館、カフェ、スーパー、理容室などが営業している。



せっかくなので、にぎやかな奈良井宿の風景も載せておきますか。毎年6月に行われる最大行事「お茶壺道中」です。
江戸時代、京都宇治のお茶が江戸の将軍に献上されていたそうだが、その途中、奈良井宿を含む中山道を通った「お茶壺さま」を再現するイベントだ。

お茶壺の威光の前には大名すら道を譲らねばならなかったという。いわんや庶民においてをや。これはもう、逃げるしかない。「茶壺に追われてとっぴんしゃん」というような俚謡が確かありましたね。

ところで、奈良井宿は「木曽路」である。名産は「木曽漆器」だし、イメージ的には完全に木曽なんだけど、行政区分上は塩尻市なのだ。
この辺りはもともと楢川村という木曽郡の一部だったが、2005年に塩尻市と合併した。まあ、その後も地元の小学校に「木曽楢川小」という名前をつけるなど、アイデンティティーの保持はされているようだ。 長野県内においては、ほかにも「平成の大合併」によって上高地が松本市になったり、戸隠が長野市になったりと、やや違和感を感じる変更が相次いでいる。

2009年1月17日土曜日

SANTA CAFE 、そして白鳥

今日は松本市から安曇野市方面をゆるゆると移動。 相方のリクエストにより、JR松本駅西口前にある「SANTA CAFE」でお茶。



人気のあるお店で、いつも割と混んでいるらしい。 おまかせケーキ3種セット(¥1000)とカップソフトクリーム(¥450)をシェア。2人ともマグコーヒー(¥473)を飲む。



駐車スペースが狭いのが難点だが、木製品を中心にした落ち着いた内装。ファサードはこんな感じ。

ケーキセットは、プチケーキかと思ったら意外と大きい。写真だと広角レンズのせいでケーキが小さく見えてしまうなあ。ガトーショコラ、ストロベリームース、マロンムースの三つで、どれも甘さは控えめ。オーソドックスな味でおいしかった。

カップソフトは、個人的にはもう少し甘くても良かった。マグカップのコーヒーもたっぷりしていて、割とおなかいっぱい。


特に目的もないまま安曇野方面へドライブ。夕闇が迫るころ、穂高で白鳥を見かけた。安曇野市は白鳥の越冬地として著名だ。犀川沿いの御法田遊水池に飛来するのは知っていたが、こちらはただの水田。冬でも水が張ってあるところを見ると、有志が越冬地として整備しているのかもしれない。



付近は住宅と農地が混在して人の気配が濃厚だし、車も脇を通過しているが、白鳥たちに気にするそぶりはなし。10mくらいまで近付いても全く逃げず、水中へ首を突っ込んで食事している。というより、そのあまりの一心不乱さに、お前たちもう少し被写体の自覚を持て、とグチを漏らしたくなる。

栗かの子を知っていますか


昨晩明け方まで起きていたせいか、目覚めると正午を回っていた。午後は活動的に過ごそうと、とりあえず相方が用意してくれた昼食をとる。

メニューはキャンベルのコーンスープと、ツルヤ(長野県で展開するスーパー)契約工場のウインナー、そしてコーヒー。そこまではいいが、クルミパンに何故か「栗かの子」が添えられている。

栗かの子とは、早い話がマロンペーストというか「くりきんとん」である。県北部にある小布施町の特産品だ。栗の実もごろごろと入っている。

パンに付けて食べるのは初めてだったし、何となく本来の食べ方とは違うような気もする。しかし、意外とおいしかったのでこれ以上文句を言うところではないかもしれない。

2009年1月14日水曜日

水道が凍結した…


午前3時ごろまで夜更かしし、泥のようにずるずると起き上がった今朝。
いつもの習慣通りシャワーを浴びて目を覚まそうとしたが、水が出ない。ん?水道が凍ったか?

長野県民のたしなみ(?)として、もちろん屋外の水道管露出部分には凍結防止帯(電熱線の入った包帯みたいなものだ)が巻いてある。そうでないと簡単に配管内が凍り、膨張した氷で管に亀裂が入ってしまう。

それは対処済みなのに水が出ない。ということは、浴室内で凍っているということだ。この部屋で冬を迎えるのは初めて。確かに浴室の断熱は貧弱なものだが…

蛇口付近にタオルを巻き、電気ポットの熱湯をかける。再度かける。やかんのお湯もかける。
水は出てこない。
あきらめかけたが、ファンヒーターをたいて浴室内を暖めること30分。ようやく開通した。

まあ何というか、ようやく信州で暮らしている感じが表現できたというものだ(自虐)。ちなみに今朝の気温はマイナス8℃。この冬一番の冷え込みだったというが、この程度でこのありさまか、という思いが正直ぬぐえない。

2009年1月10日土曜日

昼神温泉へ行ってみる

今日から3連休。世間並みに休みを享受する。昼前になって、温泉に行こうかと思い立った。寝不足でハイテンションになり、妙に活動的だ。

相方の希望で阿智村の昼神温泉へ。 長野県の最南部に近い同村へ行くのは初めて。助手席に座り込んで眠りながら行く。

目覚めるともう中央道飯田ICで下りる間際だった。下道で30分くらい走り「清風苑」に到着。
ここのホテルの名物は「砂塩」。要するに砂風呂だ。薬草茶を飲んでから、15分間砂に埋められて発汗。一旦シャワーで砂を流し、その後も浴衣姿で4種類の薬草茶を飲んでひたすら汗をかく。二次発汗というそうな。一通りすむと約2時間が経過する。二次発汗後は、きれいな汗なのでシャワーを浴びなくていいです、と言われた。たしかにサラサラだが、腋は少しにおう。まだ要体質改善なのだろう。

薬草茶でおなか一杯だったが、19:00から夕食。
刺身やすき焼き、イワナの塩焼きなど、特に変わった物は出ないが、どれもおいしくいただく。
あえて言えば、鯉のうま煮は変わっているかも。仲居さんも「信州の味覚ですので」と一声断りを添えて持ってきた。 しかしワタクシは信州人なので、鯉に別段の抵抗がない。小骨(身の中にも張り巡らされている)に気を付けつつ、きれいに食する。 この宿は愛知県内からのお客が多いらしい。鯉を完食する愛知県民がどの位いるかやや気になるところだ。

自分も相方も酒は弱いので、二合瓶1本で上機嫌。にごり酒も注文したが、飲めそうにないので部屋へ持って帰る。

部屋に帰り、しっかり敷かれている布団に寝そべって酔いを醒ます。相方は寝てしまったので、垣根涼介の「午前三時のルースター」を2時間くらいで読み切る。本を読むのは久しぶり。何と言うことのない冒険小説だが楽しめた。

23:00ごろ大浴場へ。温泉宿に泊まっても酔って寝てしまい、朝になって部屋のユニットバスを使うという悪癖のある私だが、今日はしっかりと入浴。お湯は強アルカリのようで、体をなでるとぬるぬるする。貸し切りに近い状態でゆっくり浸かる。

写真は露天風呂。割と熱め。見上げると新館最上階から丸見えだったのもご愛嬌だ。