2009年1月20日火曜日

ヒロスエさんも若かった頃

押し入れの段ボール箱から、古い文庫本を掘り出した。学生のころ読んだ原田宗典のエッセーだ。
作者の脱力系日常エッセーはその「とほほぶり」が面白く、ついつい何作も読んでしまったのを思い出す。トイレで遭遇したゴキブリをカンフーシューズで叩きつぶし、新しい靴を¥1500也で買った―というような買い物エッセー「こんなものを買った」が好きだった。写真の本は集英社の「できそこないの出来事」です。
高田馬場駅前にあった(今もあるんだろうね)芳林堂のカバーもなつかしい。
で、ぱらぱらとめくると、中に広末涼子のしおりが挟まっていた。まだめっちゃ若い…というか少女だな。私は特に彼女のファンというわけではないが、あどけなさを残す広末さんの笑顔を目にした瞬間、過ぎ去った約10年の月日がふいに形をとって眼前に現れたような気がした。

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